手術・入院について
手術について
◆当院は多くの症例をもつ医師による大学レベルの手術をおこなっております。
◆いずれの手術も翌日より歩行可能となります。
(下肢の手術の方は杖歩行にて)(膝前十字靭帯・高位脛骨骨切り術は、術後車椅子を使用します)
◆スポーツの早期復帰を目的とし、創部以外の筋力低下防止プログラムも提供できます。
◆担当理学療法士を中心に復帰までサポート致します。
主な手術
◆膝前十字靭帯断裂 (鏡視下靭帯断裂形成術)
- 断裂した靭帯のかわりに、膝の内側にある「膝屈筋腱」の一部を使用し、グラフト(移植靭帯)を作成し移植します。
(この腱は採取しても膝への影響は少なく、リハビリで、筋力回復は可能です) - 腱採取後は関節鏡視下で手術を行ないますので、創は腱採取部分以外、6㎜の創が2か所のみとなります。
- 入院期間は3週間です。
- スポーツ復帰は術後 9~12か月
(MRI・筋力測定を行ない経過を診ていきます)
◆肩腱板断裂 (関節鏡視下肩腱板断裂手術)
◆肩関節脱臼 投球肩障害(鏡視下靭帯制動術)
- 関節鏡を使用し手術を行ないます。
- 状態に応じてスーチャーアンカーという糸のついた杭を打ち込み鏡視下で修復・縫合します。
- 手術創は6㎜の創が3~5か所。表面の創が小さい為、正常な組織を損傷することなく、関節内を修復できます。
- 入院期間は3週間です
◆膝半月板断裂 (鏡視下半月板切除術・縫合術)
- 6㎜の創が2ヶ所
- 一方から関節鏡を入れ、膝関節内部を観察します。
(半月板や靱帯、関節軟骨のいたみ具合、滑膜の状態などを調べます) - その後、もう一方から処置器具を入れ、 カメラモニターを見ながら処置をしていきます。
(縫合して治癒する可能性が高い場合は縫合術を選択します) - 入院期間は5泊6日です(前泊~術後4日目で退院)
◆肘離断性骨軟骨炎
- 〇骨穿孔術(ドリリング)
関節鏡視下または透視下骨軟骨片への血流改善を目的に行います。固くなった畑を耕すイメージです。
この方法は非常に小さい傷で手術を行なうことができます。 - 〇骨釘移植術
主に腕の骨(尺骨)より骨を採取し骨釘を作成し、病変部分に打ち込み、剥がれかけた骨軟骨を固定します。
(採取した骨部は徐々に修復されますので問題ありません)
◆骨折(観血的骨折整復固定術)
- 骨折部位を整復し、骨折状況に応じて、プレートやスクリュー・鋼線などで固定します。
- 手術創は骨折状況によって異なりますが、最小限となるよう心がけております。
◆手根管症候群 (手根管解放術)
- ・手根管を圧迫しているバンド(横靭帯)を切開し、手根管(正中神経)の圧迫を取り除きます。
- ・圧迫されていた神経は徐々に回復します。
- ・手術は局所麻酔で行います。
- ・術後状態が落ち着いたら帰宅可能です。
(当日退院)
◆腱・靭帯断裂
- (腱縫合術・靭帯縫合術)
入院について
入院期間 | 膝前十字靭帯断裂・高位脛骨骨切り術 | ・・・ | 3週間前後 |
肩脱臼・腱板断裂 | ・・・ | 3週間前後 | |
半月板・骨折・その他の手術 | ・・・ | 3泊4日(術後の状態により、期間が変動する可能性があります) |
※リハビリは、術後プロトコールに沿って開始しています。
手術までの流れ
医師説明 |
医師より手術適応との説明後 |
手術の場合のスケジュール説明 |
看護師より、スケジュールの説明と手術用問診を行います。 メディカルクラークより、入院申し込み他、書類の説明を致します。 |
◆そして手術を前提に | |
禁煙説明 |
喫煙の方は手術に備えて、禁煙をおこなっていただきます。 |
装具説明 |
手術後必要な場合のみ |
◆そして手術を前提に | |
スケジュールが決定したら | |
手術前検査 |
手術に必要な検査を受けていただきます。 検査内容:血液検査 尿検査 心電図 胸部レントゲン 肺機能検査(必要に応じて当院にて行います) 心エコー検査 (必要に応じて指定の循環器病院にて受けていただいております) |
麻酔説明 |
麻酔についての注意事項・リスク他説明 肺塞栓についての説明があります。 ※必ず家族の方同伴でご来院下さい。 |
医師診察 |
手術直前の患部状態確認の為の診察があります。 |
前泊入院 |
前日に入院していただき、体調管理をおこない、手術に備えます。 |
手 術 |