令和3年度 大分県スポーツ学会 第12回学術大会 発表のご報告

2021/12/22

期   日 令和3年12月5日(日)

会   場 大分県消費生活・男女共同参画プラザ〔アイネス〕ハイブリッド開催

演   題 「総合型地域スポーツクラブの今後」

パネルディスカッション: -多世代型クラブへの変革の必要性と戦略- 

             多世代型クラブでのトレーナーの役割

発 表 者: 髙司 博美 (理学療法士 JSPOAT

  

総合型地域スポーツクラブ今後、年齢や運動レベル、対象者の興味に応じたサービスや安全確保がさらに求められると思われます。私からは各年代のスポーツ活動における身体の留意点を述べさせていただいた上で、トレーナーの役割や必要性をお話させていただきました。より質の高い充実した活動を行う上で、トレーナーとの連携・協力体制は大切なものになっていくと思われます

≪後記:高司 博美

 

演   題 :メディカルフィットネスとしての運営システム再考

        〜大分スポーツリハビリテーションセンターの取り組み〜 

         者 :相馬 大樹(健康運動指導士)

                        

大場整形外科と大分スポーツリハビリテーションセンターが連携し、患者および会員サービスの充実に向け理学療法士や健康運動指導士らが業務領域を再考し、各々の関わりを明確にかつ協力体制をより強化していくことが今後のサービス向上に繋がると思っています。さらなる対応力や待ち時間等の課題もありますので今後も日々研鑽満足いただける対応を心掛けて行きたいと思います。

 ≪後記:相馬 大樹

 

演   題 :スポーツ栄養マネジメント報告

        ― 陸上競技(駅伝)女子実業団チームをモデルケースとして

        者 :三股 絵未(管理栄養士)

選手は個々で体組成や競技力向上のための課題や目標を掲げています。それぞれの課題に対して、我々管理栄養士が食事や生活面からサポートをさせていただくには、チームの監督さんや保護者の方、各職種スタッフへの早急な信頼関係の構築が必要と考えます。そのためのシステム化を目指し、今回取り組みを実施しました。今後も実践を重ね、精度の向上に努めたいと思います。

 ≪後記:三股 絵未

 

演   題 :腰椎疲労骨折を呈し競技復帰までを追えた1症例 

        〜三次元動作解析を用いた検討〜

        者 : 横井 雄弥(理学療法士)

大分大学との共同研究で腰椎疲労骨折を呈した患者さんに対して、動作解析システムを使用し、後屈動作における脊柱や股関節などの動きの変化について症例報告という形で発表を致しました。今まで、当院でこのような形での学会発表は無く腰椎疲労骨折に関して、また別の角度から研究を進められたと思います。今後も症例数を増やして研究を進めていけたらと思います。
《後記:横井 雄弥》

 

演   題 :整形外科領域における成長期スポーツ患者への介入

        ~スポーツにおける相対的エネルギー不足に伴う貧血調査~

        者 : 原口 亜里紗(管理栄養士)

成長期でスポーツをしているお子さんは成長発達、スポーツを行うために多くのエネルギー必要です。実際は多くのお子さんがエネルギー不足、それに伴い貧血の前段階にあり、スポーツをしながら不調を抱えている選手が多く存在します。これらの現状を打破するためには管理栄養士によるサポートに加え、選手、保護者、監督の「食に対する正しい知識」が必要です。選手が本来のパフォーマンスを発揮し活躍できるよう、サポート環境を高めて参りたいと思います。

≪後記:原口 亜里紗

 

演   題 : 腰椎疲労骨折―過去三年間における当院の調査―

         者 : 幸 颯史朗(理学療法士)

過去3年間、当院を受診した腰椎疲労骨折患者の80%以上の方がStageが低い状態で早期受診が出来ていました。Stageが低い状態で早期受診・適切な治療ができれば予後は良好であるため、理学療法士として適切な治療を行い早期スポーツ復帰を目指して行きたいと思います。     ≪後記:幸 颯史朗